タミヤ 1/72 F-100Dスーパーセイバー


タミヤの1/72 F-100Dスーパーセイバーです。
キット自体はイタレリ製で、モールドの雰囲気はフジミのものに似ています。廉価な割に非常にきれいです。


塗り完了。インストによると迷彩塗装であるバージョンBはあまり馴染みの無いフランス仕様なのでアメリカ仕様とすべくサンダーチーフと全く同じ色で塗装しました。


デカールを貼り、汚しをかけて完成。デカールも表面がテカテカしたフジミのものに似た感じがします。貼りやすいのですがやや定着力が弱め。マークソフターで緩みにくい=強靭で破損しにくい、ではあるのですが…


汚しはエナメル塗料のジャーマングレイをどばっと塗ってふき取ればスミ入れとウォッシングが両方できて楽…と油断してたら汚くなりました。胴体下も色々開いてるのでパーツがポロポロ。


この機体は1950年代初頭、朝鮮戦争で意外と苦戦したF-86セイバーの後継として開発された世界初の実用超音速戦闘機です。


しかし1950年代のジェット戦闘機開発ラッシュの中では次第に霞んでしまい、戦闘爆撃機としてベトナム戦争に投入された頃にはすっかり旧式化しておりあまり目立った活躍はできませんでした。


米空軍のアクロバットチーム・サンダーバーズが長らく使用していました。F-105に転換後事故によりわずか1年でまたF-100に戻った時期もありました。


アメリカ以外ではトルコ軍のF-100が1974年のキプロス紛争で戦っており、その他フランスやデンマーク、台湾もF-100を配備していました。


正面上方から。武装は機首下面に20mm機関砲を4門持ち、主翼下6箇所のパイロンに爆弾やロケット弾など3200kgのペイロードを持ちます。


後方から。漫画エリア88にも登場しました。


側面から。