ハセガワ 1/72 F-105Dサンダーチーフ


ハセガワの1/72 F-105Dサンダーチーフです。
古いキットなので全体的にもっさりしてますが割りとマシな方かと思います。主翼下から生える主脚は
少々角度がつきすぎており強度も低いので瞬着でがっちり補強しないとぐんにゃりして尻もちついてしまい大変。


塗りまで完了。迷彩塗装はMiG-21MFの時同様筆塗りで表現しています。


デカールまで完了。ちょっとクセのあるデカールで貼りにくく苦労しました。
大変だった代わりに貼った後は綺麗に定着します。


脚が長くどうも翼下が落ち着かないので増槽とブルパップ空対地ミサイルを。
前脚も3mmほど短く切り詰めてバランスをとります。


迷彩の境界をぼかしてみたのですが失敗しました…
汚しをかけて完成。


この機体は1950年代後半のマッハ2級の最高速に拘った時代、F-84サンダーストリークの後継として開発された戦闘爆撃機です。機体内に核爆弾を内装する侵攻爆撃機としても期待されたため胴体下に大きな爆弾倉をもつ大きな機体となりました。


米空軍のアクロバットチーム・サンダーバーズが1年だけ使用したこともありますが、あまり運動性は高くなくベトナム戦争の激しい戦いのさなか対地攻撃などの危険な任務により生産機数の実に半数以上が敵戦闘機やSAMなどの餌食になり失われました。


後に電子戦装備を追加し敵防空網を破壊する任務に就くワイルドウィーズル機として主に用いられ、その後F-4GファントムUに置き換わった後は州空軍などで余生を過ごしました。


固定兵装として機首に装弾数を増やしたM61A1ガトリング機関砲を持ち、当時の戦闘機としては大きな6t以上の兵装搭載量がありました。


漫画エリア88にも登場しましたがやや地味な扱いだったので知名度はイマイチ。


左後方から。


右後方から。


正面上から。1950年代に流行った超音速機の機体設計エリアルールによる胴体部のくびれや特異な形状のエアインテークが特徴的。


真後ろ上から。


側面から。