ハセガワ 1/72 F11F-1タイガー


ハセガワの1/72 F11F-1タイガーです。
仮組み状態。89年頃のキットと、割と新しめなのでそこそこ組みやすいです。しかし何というか、地味。


塗りまで完了。例によって上面332ライトエアクラフトグレー/下面ガンダムカラーホワイト5の組み合わせ。地味。


デカールまで完了。ハイビジな時代の機体はデカール貼ると急にそれらしくなりますね。細かいコーションマークもチマチマ貼ります。


汚しをかけて完成。ちょっと汚しすぎましたが1950年代の機体だし(?)、まあいいか。


この機体は世界初の超音速艦上戦闘機として開発された機体で、第二次大戦に活躍したプロペラ機をそのままジェット推進にしたような趣だったF9Fパンサー艦上戦闘機の高性能版として配備されました。初飛行は1954年。


軽量小型で運動性能重視の設計、主に機関砲を武装として戦う機体ですが、良く言えばそれに特化した機体、悪く言えばそれしか取り得の無い機体で、多用途性に勝る同時期に開発されたF8Uクルセイダーに食われる感じで配備は短期間にとどまりました。


米海軍のアクロバットチーム・ブルーエンジェルスが一時期使用していた事でちょっとだけ有名な機体です。


正面から。


後ろから。


航空自衛隊でもこの機体の改良型であるF11F-2が候補にあがり、内定を得るところまでいきましたが選定に不正があった疑いがあり白紙にされ、再選定によってF-104が配備されるに至ったというエピソードもあります。


右側面から。


左側面から。


キットをそのまま組むと随分尻下がりになります。実機はもっと平行なのですが、よく見ると前脚が伸びきっています。発艦直前の体勢でしょうか。


小さめな機体は組むのに気楽で良いです。つくり応えという点ではやや物足りませんが、置き場所をとりませんから。