ハセガワ 1/72 RA-5Cビジランティ


ハセガワの1/72 RA-5Cビジランティです。
仮組み状態。昔作った事があるのですがうまく作れなかった苦い思い出があるキットなので折角だからリベンジです。


インストの指定では機体上面のグレーは11ガルグレーなのですが緑掛かった変な色になります。さすがまだクレオスの300番台とかが無い時代のキット。
この時代の米海軍機なら315グレーFS16440でしょうが、光沢色なので似た色で半光沢の332ライトエアクラフトグレーBS381C/627で塗りました。
下面は316ホワイトFS17875…と行きたいところですがやはり光沢色は嫌なので、そこらにあったガンダムカラーホワイト5(Sガンダムのセットに入ってたもの)で。


30年くらい前からある古いキットなので仕方ないとはいえ、ところどころパーツの合わせ目で結構隙間が開いてしまいます。面倒なので適当に溶きパテと塗装で埋めてしまいまいした。


デカールを貼った段階。主翼の白いところにある数字は間違えて垂直尾翼に貼るものを貼ってしまいました。つまらんミスです…


恒例のエナメル塗料で汚しをかけて完成。


斜め前から。後ろの衝立がいつもより小さく見えます。いいえ、機体がでかいんです。


米海軍の艦載機としてはEA-3Bスカイウォーリアと並ぶ史上最大級の機体です。この巨大な機体が空母から飛んだり降りたりします。


元々は機体の中央に核爆弾を内装して尾部から排出、投下するというユニークな運用法をもつ超音速侵攻攻撃機として1950年代に開発された艦上核攻撃機A-5Aがベースの機体です。


しかし核爆弾などおいそれと使えないものを常勤で運用するのは当然無駄も多く、かといって通常爆弾は大した量が積めない設計。初飛行1958年、部隊配備は60年頃に開始されましたが数年でお払い箱状態に。


とはいえ折角当時の技術の粋を集めて作られた機体、何とか使えないかという事でその高速性能を生かし戦術偵察機として再スタートを図ったのがこのRA-5Cです。


超音速で敵地へ侵攻し核爆弾を投下するという本来の目的のため、翼下に兵装をぶら下げないプレーンな姿が基本イメージとなります。


A-5Aから機体の燃料搭載量を増やすべく背中が膨らんでA-5Bになり、胴体下に偵察用機材を納めたカヌー型のフェアリングを装着してRA-5Cとなりました。


後方上から。古い機体の割りに結構近代的なスタイルをしています。


前方上から。この機体が開発された当時は風防が3分割されているのが当たり前(F4ファントムやF14トムキャットのように)でしたが、この機体では先進的な曲面ガラス1枚になっています。


可変ランプの付いたF14トムキャットのようなエアインテークの形状など、随所に先進的なデザインが見られるのがこの機体の特色です。


背面後方のアップ。さすがに近くで見ると汚らしいです…


ローアングルから。長い機首、胴体下面の戦術偵察システムなどが強調されています。


テーブルの高さとカメラの三脚の高さの関係から中々撮りにくいカットを。四苦八苦してたせいかこの直後車輪がもげました…