アオシマ1/24 マツダファミリアXG(1980年式)です。
この代のファミリアはおそらくは歴代で一番人気があっただろうと思います。
ヨーロッパでブームを作っていた初代フォルクスワーゲンゴルフに倣いFFのスクエアなハッチバック。日本ではこの車がブームを作り他社も追うようにN12パルサーや初代カローラUといったスタイルの似た車を発売したものでした。
キットの方は当時のものの再生産なので古めかしいモーターライズの痕跡がある、まあこの時代の普通のキット。
開封。パーツ数は多くなく少なくもなく。
仮組み。元々モーターライズ全盛の頃のキットなので走行に干渉する部分がディフォルメされています。フロントバンパーのアゴ下の車高を確保するためにフロントマスク全体が薄くなっていたり、リヤフェンダーが実車にくらべ大きく開いていたり・・・
車高は簡単に調整できますが酷い引っ込みタイヤ改善としてワイドトレッド化。
タイヤとホイールはフジミの81マークUのものに換え、ちょっとやりたいことがあったので多めに拡幅するも心の奥で「もっと、もっとだ!」という声が。
リヤトレッドを可能な限り拡幅しました。シャフトはフジミの幅広い車のやつかな?適当に転がってた中で一番長いやつ。
0.5mmプラ板を思い思いに切った貼ったしていきます。イメージとしてはデルタインテグラーレとBFMRファミリアGT-Ae。ちょっとR32GTRも入ったかな?
光硬化パテを光攻めしているところ(イメージ画)。実際は1cmくらいまでギリギリに近づけて硬化させます。
あらかた形になったので溶きパテ500番を全体に。
ボディをスーパーイタリアンレッドで塗装。残り少なかったので塗膜が薄く、下地のナラシが不十分なので表面が梨地に・・・
チマチマと塗ったり装着したりしていきます。ゴルフ2の時バンパーを接着せざるを得ずボディを脱着できなくなった教訓を生かし、完成後もバンパーの脱着ができるようにしておきます。
といっても挟み込みをギリギリの寸法にしておいて取れにくくしただけなんですけどね。完成後ブンドドするわけじゃないのでこれで十分。
外装がおおよそ形になりました。
内装パーツは前後シートとシフトレバー周りとサイドブレーキ周りがシャーシ側、インパネとドア内張りとトノカバーがボディ側につくのでちゃんと合うんだろうか?と不安になりましたがすんなり合いました。
小物をとりつけ、スミ入れをして完成。
ネオヒストリック車のモディファイは楽しくてたまりません。
フロントマスクはランサーエボTのような・・・
そして後ろ姿はカルタスGTiのような・・・
全体としてはデルタインテグラーレやBFMRファミリアを参考にしたのですが・・・
内装も成型色のまま黒一色。でもこの梨地はちょっとお気に入り。
下回りはマフラー以外塗装もしていません。どうせ見ないし・・
ストレートに組もうとするとちょっと形状的に困っちゃうキットですがどうしようも無いわけではないのでオリジナルのファミリアの形に作る向きの人にもモチベーションを維持しやすいでしょうし、コテコテにイジる人にも直線基調のボディなので切った貼ったもやりやすい、程ほどにイジリ甲斐のあるキットです。
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