アリイ1/32 ’61トヨタ・パブリカ700(昭和36年)





アリイ1/32オーナーズクラブ '61トヨタ・パブリカ700(昭和36年)です。



成型色は真っ白。ミラウォークスルーバンと同様シャーシにゼンマイ走行の痕跡があります。



仮組み。



あまり馴染みの無い車なので今の目で見ると奇天烈な造詣に感じます。ボディの四隅だけやけに切り立っていてテールフィン形状のテールランプ周りなどは1950年代の流行り。



ボディとシャーシの結合はリヤ側はシャーシ側に取り付いたバンパーの上へ乗せるだけ、フロント側はオーバーハング部中央にあるハメコミ1箇所だけでとまる構成。



どう作ろうか?と思案しているとそういえばこの形何かに似ているなぁ・・・と思ったら旧東ドイツの名車トラバントに大まかな全体形が似ています。そこでググってトラバントの末期型を参考に、この形のまま90年代まで生産されてたらこんな感じだろうか?というモダナイズを妄想してみました。というわけで樹脂バンパー。



テールランプは大型化。というかもう完成間近。



完成。地味。













前後左右。よくよく見ていけば趣き深い造詣部分もあるのですが、地味です。





この車自体は大昔の国民車構想に基づいて安く質素に作って普及させようとしたら安っぽすぎてあまり売れなかったというもので、日本人には見た目から安く作られた車はウケない傾向にありますね。近い年代だとスズキのツインだとか、ダイハツのエッセとか。











下回り。12つや消し黒をケチって137タイヤブラックを使ったので全体的に色が褪せた風味になっています。
そういやマフラーを作るの忘れてた・・・



内装もタイヤブラックで真っ黒です。運転席シートのみヘッドレストをでっちあげておきました。

キットは前期型UP10のベースグレードなので普通に組むとすごく物足りないかと思います。メッキだらけのデラックスやモダナイズされた後期、800ccのUP20やコンバーチブルへ改造するのもアリでしょう。そのまま普通に組むならクセの無い素直な作りなので難易度は低めかな?