アオシマ1/24 ガゼールハッチバックRS-Xターボ


アオシマの1/24ガゼールハッチバックRS-Xターボです。
フジミからは2ドアクーペの方が出てていつでも買える状態ですがこちらは割とレアアイテム状態の様子。


パーツ構成。アオシマのキットのご多分に漏れずいらんパーツてんこ盛りです。元々エンジン付きのキットだったのか透明ボンネットと白いボンネットがありますがボンネットバルジは固定。エアロパーツは実在するエアロキットが同梱されていますがちょっと簡略化されています。しかしリヤスポイラーの羽根部分がグニャってて使い物になりませんでした。


仮組み。ちょっと車高が高め。


ツライチ具合は普通。


左がアオシマ、右がフジミ。アオシマの方は比較してしまうと貧相ですがこちらの方が正確。フジミのは3ナンバーサイズ並みの幅に拡げられており、ところどころおかしい部分も。


後ろ。フジミS12のように実車もこれくらいワイド&ローだったなら、劣化ハチロクとか言われたり不人気街道まっしぐらにはならなかったろう、とう願望がフジミのキットに漂っている気がします。


横。遠近ついてますが全長はほぼ同じ。


内装が出来、特徴的なマッドガードを作ったところ。内装は失敗して赤茶色になってしまいました・・・


このマッドガードとフロントリップが付くならリヤスポイラーも欲しいところですが、ちょっと工作が面倒な形だったのでリヤスポイラーだけオミット。


唐突ですが完成。


ググってもガゼールのテールランプの写真がほとんどなくて難儀しました。出てくるのは2ドアも3ドアも前期のシルビアばかり。


真横。


反対側。


前。


後ろ。


ガゼールは純然たるただのシルビアの兄弟車で、やや若向けな日産サニー店で売られるシルビアと対象に、ローレルなどを扱う日産モーター店で売られるため微妙にラグジュアリーなキャラクターが持たされていました。


デビューは1983年。鉄火面の通称で知られるR30スカイライン後期と同時代で、エンジンもスカイラインRS-XターボのFJ20ET(インタークーラー無し・190馬力)を軽量なボディに搭載するRS-Xターボをトップグレードに持ち、その下には新開発の1.8リッターCA18が並びます。


ただ当時の新車価格を見ると位置づけが中途半端であり、トップグレードのRS-Xが250万強で270万弱のスカイラインRS-Xとあまり差が無く、またCA18ETのグレードは180万弱で直接のライバルとなる1.8リッターツインカムターボのセリカGT-Tとは同価格帯であるもののS12のCA18ETはSOHCターボで135馬力と見劣りがする内容でした。


またスカイラインにはインタークーラーを追加して205馬力にパワーアップしたRS-XターボCが後に追加されますがS12には与えられず、モデル末期の86年になってやっとツインカムのCA18DETが搭載されますがこれもまたインタークーラーが無い仕様でせいぜい145馬力。更にはこのエンジン追加の際にガゼールは車種整理により廃止されてしまいました。


内装。キットの内装は割りと良くできています。私が色を間違えなければ・・・